迷い猫オーバーラン(7/3)総集編

キャラコメンタリの形式をとっている。なかなか面白い。コメンタリは監督かキャラにかぎる。
12回。結局全部見ることになったんだなあ。ほんと糞話が多かった。
千世の声がすごい存在感。声だけなのに。
総集編によって、好きな作品が1週間長く生きていてくれることになり、嬉しかった。
作品を見続けるかどうかに、面白さの平均値は関係ないということを認識させた。
たとえクオリティが高く面白くても、好きじゃないなら見る必要がない。
中盤は、4割くらいの当たり率を期待して見続けていたが、実際はもっと低かった。
しかし、だんだんキャラの描写が深まり、OP/EDが力をつけていくと、
それでも楽しみながら見続けるようになっていた。
千世のような幼児体型でもきっちり体全体を太く描いてくれるデザインが貴重。
EDの「もう帰ろうよ」辺りの郷愁を誘う感じがもう。
そういうのが見えてない2,3話くらいの時期には、
「飽きた」「キャラ配置はいいが、それで何を表現するのか」「内容がない」
などと思い、切るタイミングを見つけようとしていた。
でも、今になってみると、内容のあるなしは大した問題じゃない。
カスミン」は、内容がなくても世界観だけでやっていける作品だった。
大げさにいえば、この作品もそれに近いものがある。
その意味で、「何も起こらない」の佐藤卓哉は抜群の相性だった。
キャラクター - 迷い猫オーバーラン!
公式キャラ紹介の画像の選び方がいい。このセンスが好きだ。
第12話、この最終回に希の謎が明かされ、作品全体が完成する。
この世界観を、12週かけて、ゆっくり描いていった。
そこで求められるのは、いかに忠実に描くかということであって、面白さは二の次だ。