王座戦五番勝負第1局

羽生王座の先手となり、後手の藤井九段は角交換四間飛車に。
この前、2手損角交換振り穴で惨敗した竜王戦が思い出されて気分がふさぐ。
後手玉が薄すぎて勝てる気がしないが、駒得だから切らせる順があればと
ポジティブに考えてみる。
もし勝てば、対羽生の何年ぶりかわからない勝利になるし、王座奪取の光も見えてくる。
だが、そういうことを想像しても、不思議と気分は沈んだままだった。
△35歩とか、△77桂打とか、怪しい手がでるとダメなんだ。
羽生は強すぎる。10年前と比べて序盤が果てしなく強くなってるだろ。
やはり真の序盤力は最強の終盤力からしか生まれないのではないか。
何というどんよりとした夜だ。