Bonanza以降を振り返る

ここ数年のコンピュータ将棋を、Bonanzaを中心に振り返る。
自分が将棋を始めたのは2006年夏なので、それ以前のことはよく知らない。

2005年

Bonanzaが、将棋倶楽部24でR2400。
Bonanza 1.0が公開されて話題になる。無料なのに市販ソフトといい勝負。
▲コンピュータ将棋スレッド 21▽
ボナンザ専用スレ

2006年

Bonanzaが世界コンピュータ将棋選手権で優勝。鮮烈デビュー。
エキシビションで加藤アマと対戦し完敗。
Bonanza 2.1が公開される。
第16回世界コンピュータ将棋選手権 エキシビション
最強のコンピュータ将棋ソフト「Bonanza」がアマチュア竜王/名人と対局
選手権出場マシンは、Athlon 64Opteronが中心だった。
Bonanzaが使用したCore Duoは優秀なCPUだが、ノート用なのでさすがに非力。
2006年は、Pentium 4時代の末期だ。

2007年

3月に、渡辺竜王Bonanzaの対戦があり、Bonanza(おそらく3.0)の負け。
選手権ではYSSが優勝、エキシビションで加藤アマに負ける。
棚瀬将棋が初参加。
CPUにCore 2 Duo系を採用するチームが一気に増えた。
大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編) - 渡辺明ブログ

2008年

選手権優勝:激指、準優勝:棚瀬将棋。エキシビションで清水上アマ、加藤アマに勝つ。
習甦初参加。
Bonanza 3.0公開。
第18回世界コンピュータ将棋選手権 エキシビション

2009年

1月に、Bonanza 4.0.3のソースが公開される。それを使用した文殊が出場。
Blunder、ponanzaが初参加。

2010年

独創賞と新人賞が新設される。稲庭将棋が話題になる。ツツカナ初参加。
Bonanza Felizが公開される。
10月、清水市代女流王将vsあから2010(激指・GPS将棋・Bonanza・YSS)。
情報処理学会-コンピュータ将棋プロジェクト
駒桜 | 女流棋士会ファンクラブ

2011年

ボンクラーズ優勝。Sunfish初参加。Bonanza 6.0公開。
2012/1/14に米長永世棋聖vsボンクラーズ
人間が対コンピュータ用の作戦を使ったが、ボンクラーズの勝ち。

2012年(追記)

上位5チームがプロ棋士と戦う。Bonanzaは決勝に残れず。800台近くのPCを使うGPS将棋が優勝。序盤作戦や入玉対策で差がつく領域に入ってきた。
2013/3/23から第2回将棋電王戦。

2013年

Bonanza優勝。NineDayFever初参加決勝進出。
11月に将棋電王トーナメント(第1回)。ponanzaが全勝優勝。
2014/3/15から第3回将棋電王戦。事前貸し出しあり。コンピュータが4勝1敗。

2014年

Apery優勝、YSS死神。習甦が14位となり、上位層の厚いことがうかがえる。