王位戦七番勝負第5局

2012年8月22日〜8月23日 七番勝負 第5局 羽生善治王位 対 藤井猛九段|第53期王位戦
藤井は先手番で1勝1敗、後手番で0勝3敗。まあ妥当なところだ。
1勝4敗と言われたら「大差だなあ」って思っちゃうけど。
後手藤井システム、55角急戦、△63銀型、新手▲16角。
難解な終盤だったが、▲32竜引△66歩から、後手玉に詰みがある。
藤井は強かった。そこらのタイトル挑戦者と比べても、ずっと強かったと思う。
しかし、羽生はもっと強かった。
羽生によって引き出された藤井の強さが、羽生の強さをより鮮明にした。
▲53竜からの詰み筋が発見された辺りから、もう言葉が出なくなっていた。