全国編はちょー面白いよ

9話と11話でズタボロに泣いた。涙の量は大したことないけど、画面が見えにくくなるので単純に困る。涙は鼻からも出るので、こちらは垂れ流しにできず時間を取られる。
まだ2回戦だというのに、このレベルの高さは何だ。
10話も非常によかった。やはり宮守が強すぎる。
9話の前半は、初見では麻雀絡みの内容を全然つかめていなかった。咲の世界では、オカルトはあってもイカサマはないので、麻雀のルール上起こらないことは絶対に起こらない。その当然の縛りを認識することで咲をより楽しむことができる。
もっとも、「何が起こらないか」はルールを覚えた程度ではわからないのだけど。はあ、強くなりたいなあ。今のところ麻雀がそれほどは好きじゃないので強くなれない。
8,9話では、「和は思ったより強いのかもしれない」と思った。以前は、能力麻雀の中ではそれほど強くないと思っていた。ステルスモモ以外の強い能力者には負けそうだし、相手の表情やクセを情報として使わないだろうからその点でも不利だ。
だが、アニメを見る限り、聴牌気配を感じさせないことが全国レベルでも大きなアドバンテージであるようだ。よく考えると、相手の表情を見ることにはリスクもあるが、自分の表情が読まれないのはメリットしかない。しかも、咲がネット麻雀では弱かった(今はどうなんだろう)ように、機械のような和を相手にして思うように戦えない選手もけっこういるかもしれない。
塞さんの能力はちょっと面白いところがある。塞ぐかどうかで次のツモが変わっているように見える。全員に透視能力があったら、それでも塞ぐことができるのだろうか?
例えば。ある部屋の中には2枚のカードが裏向きに置いてある。片方が当たり。その部屋に人が入るとき、部屋はその人の全身をスキャンして将来どちらのカードを選ぶか判定する。そして当たりを引くようにカードを(ばれないように)入れ替える。すると、自分では入室後にランダムな選び方をしたつもりなのに、毎回当たりカードを選ぶことになる。
上の例えで、「部屋」は麻雀、「人」は塞さん。塞さんは塞ぐかどうかを自由に選べる。しかし、結果として塞いだときには、最初から山牌が変化している。牌に愛されるとはこういうことで、時空間に渡って麻雀そのものが選択を行っているのだ。