将棋電王戦に関する記者発表会

開始が予定より15分遅れたが、その間むやみにドキドキしていた。電王戦に関する発表だから、やはり雰囲気がある。不安より期待が大きくなり心がうわつく。
6月〜12月の新棋戦と、11月の電王トーナメントの優勝者同士で、3〜5月の第1期電王戦を戦う。
新棋戦は公式戦でプロ棋士のエントリー制。これから棋戦名を公募で決めて、6/20(土)には開幕局が指される。電王戦は二日制で、先後を入替えての二番勝負。
新棋戦はかなり面白そう。持ち時間がチェスクロック1時間なので、たくさんの将棋が見られる。普段NHK杯本戦に出ていない棋士も映像で見られるだろう。電王戦があることで、応援の仕方が普段と変わる面もあるかもしれない。
電王戦は、局数が5から2に減ってしまった。出場棋士の選び方は文句なしだが、ほんとこの人間とコンピュータのトップが競ってる二度とない貴重な時期に2局/年だけというのはなあ……!しかし、大変な中で電王戦を続けてくれるだけでもありがたい(今回川上会長は「最低3年間は」と言っていた)。現実への不満と、主催者への感謝、どちらも大きい。
事前貸し出しについては未定らしいが、プロ棋士に不毛な作業を強いることになるようなルールは是非とも避けてほしい。
電王トーナメントの開催が明言されたのが個人的には一番大きかった。自分が出るかどうかはともかくとして、出ようと思えば出られるだろうし、コンピュータ将棋の大会を主催してくれるというのは本当にありがたい。