NHK杯、阿久津行方戦

通常の相掛かりから、行方八段が早い△74歩。
次に△75歩とされると先手の角が使えなくなるため、▲76歩とする。
そこで△86歩▲同歩△同飛▲87歩△76飛と、飛車先を交換しながら横歩を取った。
感想戦では、先に△94歩▲96歩の交換を入れたかったが、そうすると先手の角も広くなるため、この展開にはならなかったという。
後手は一歩得したが、△74歩と突いてあるため飛車が狭い。
この後も迫力のある応酬が続いた。
行方八段が頭をかきむしったりボヤいたり咳をしたりというのも見どころ。