「プリキュア脚本どれみ演出」という予想は、そんなに外してはいなかった。
しかし、実感としては違う。これは完全に「どれみ」だ。
「友達でもないのに」などという、いかにもな手筋を使ってくるし、
絵を見てもモブキャラまで全部どれみ。
声の埴岡由紀子も懐かしい。
キュアムーンライトの声が「？」というのは、お母さんかおばあちゃんだろうなあ。
同じ東映作品で、どれみとプリキュアのキャラデザは比較的似ていると思っていたが、
こうして見てみると、今までのプリキュアはどれみと全く異なるデザインだ。
本物の馬越が出てきたことで初めてわかった。
やっぱり番宣で浮かれていた自分だったので、予想できたはずのことにガッカリしたりも。
まず、チビキャラが今までと似たデザイン。これはあからさまに女の子向け。
OPもあまり「かわいい」タイプではない。
やってる部活はファッション部。
戦う相手の敵も、毎年毎年全く同じだったパターンを、しっかり踏襲している。
そして、EDが、先週見たプリキュアのEDと同じようなCG。。
プリキュアとは、何という強い呪縛なのだろう。
これだけのスタッフが集まって、何が悲しくてこんな狭いステージを使ってるんだと思った。
今回は馬越作監・長峯演出という最高の布陣だし、1回だけでは判断がつかないが、
今の印象では、「魔女界の話が3倍ウザくなったどれみ」だ。
どれみは素晴らしい作品だったが、現実問題としてはマジョバンダイとの戦いであり、
「また魔女界の話かよ糞、ななこやぽっぷの話を見せろよ」とぼやいている時間は長かった。
