第35回小学生将棋名人戦

将棋盤の世界が大きく見える。
なんでこんな小さな体でしっかりした将棋が指せるんだ。
4人並ぶと身長差があって、左右逆の「へ」の字状態。
山川くんは、矢内女王みたいだと思った。
勝戦では、敗勢の将棋を千日手に持ち込む。
対局が終わると急にかわいい顔になった。
本川くんはひたすら受ける。
強そうだと思ったが、最後は千日手で調子を狂わされたか、負けてしまった。
準決勝で敗れた堀田くんが、小さい声で答えた言葉が印象的。
「まさか、こういう舞台で負けるとは思ってなか(く)って」
中さんは四間飛車。▲97香と間合いをはかる手が、なぜ指せるのかが謎。
インタビューではうなずくことも難しかったが、将棋盤の中ではがっちり戦える。
解説を聞いていると、プロよりは弱く、粗があるんだろうけど、
冷静に考えれば、自分が想像できないレベルの思考をしているはず。
だから感想も非常に書きにくいのだが、まあそのなんだ、書いた。
渡辺・上田の解説がとても面白くて楽しめた。
2時間で4局というのは濃密な時間だった。