NHK杯、山崎飯塚戦

先手の山崎七段は、やはり相掛かり。
自分が先手を持って、どう手を作るか悩む形なので、
先手がどう動くのか楽しみにしていたが、先手の攻めは失敗だった様子。
ただ、69手目▲57銀と出た局面、今度は有利になった後手に正着が求められる番だ。
△85飛という終盤に一手緩む手が出たが、プロでもこういうのがたまにある。
ひょっとしたら、後手がここで既に劣勢になっていて、
他の全ての手に対して有利ではないという直観が働けば、
こういう手の選択になることも考えられる。
変な言い方だが、不利なときには強い人でも悪手を選びうると思う。
飯塚七段はインタビューが好印象だったけど、惜しい敗戦。
相手のミスに対する反応で差が出た印象。