どうぶつしょうぎプレイ感想

本将棋の駒を使って「どうぶつしょうぎ」をやったり、
ネット上にある戦い方に関する記事を読んだりしたことはあったが、
今回初めて本物の盤駒を使ってどうぶつしょうぎをやった。
意外と大きな盤で、画像で見てわかっていたことだが、デザインがいい。
先後をジャンケンで決めるのは、けっこう恥ずかしいので振り駒のほうが気楽。
後手が有利らしいので、先手番一手損ひよこ換わりで同型にした。
駒がどう動くのか、さっぱり感覚がつかめないのが嫌だったが、
対人戦で数分間でも真剣に読むと、けっこうマシになってくる。
奥が深いゲームということは知っていたが、具体的に深さが見えてくる。
ぞうはかなり動きにくい。
よく考えると、本将棋の角のように、(打つ以外の方法では)たどり着けない升がある。
きりんは、ライオンの側では特に、横への守備力が強い。
思ったよりもトライを気にしながら指す必要があった。
また、単にライオンを下段に落としても、なかなか寄らない。
盤は狭い(つまりライオンも狭い)が、それ以上に駒の力が弱く感じる。
一方で、危なそうな局面でも、ジッと手渡しされると合法手が少ないので攻めあぐねる。
読みきって攻めないと、渋い受けでタイミングを取られて反撃されてしまうイメージ。
全体的な戦いのイメージは、受けと手渡し。攻めは反撃筋だけ。
手が狭そうな局面でも、いくらでも深く読む余地があって、結論がわからない。
ひよこ損でもかなり辛(つら)く、詰みが見えてるくらいでないと駒損はできない。
にわとりをうっかり作られるとまずいが、下段の金なので作れば勝ちとは言えない。
あとで本将棋の駒を並べたら、小さくて持ちにくく、ビジュアルが味気ない感じがした。
そういうときは、「おおきな森のどうぶつしょうぎ」を使えばいい。
5000円は、本将棋の盤駒の値段と考えれば高く感じないよねw