忍具を運ぶ任務だから、テンテンが隊長。
それだけじゃない。そういう話だから、テンテンのメイン回。
今回のテンテンはほんとに輝いてた。
そういう意味では、かつてないというか、むしろ空前絶後の話か。
クナイ1000本と手裏剣1000枚を持ち帰る任務だが、
テンテンが任務中に使う忍具の数を考えると、
いまいち割に合わないような気もする。
もっとも、テンテンの忍具もそこで調達すればいいわけだけど。
接近戦に強いメンバーの中にいて、目立つ機会がないということを
ナルトにもらしているシーンもあったが、
今回の戦いでは遠距離タイプだからメインを張ることができた。
数が多かったりサイズが巨大だったりする忍具に対して、
テンテンのセンスが素晴らしい。
一見大味になりそうなところ、極めて緻密に戦いを組み立てている。
この繊細さは相穴熊の将棋をも思わせる。
場面は現代に戻り、終わり方もきれい。
作画は普通だが、実にいい話だった。
