食料自給率

小さい頃から、「食料自給率が低いのはよくない」と聞いてきたけど、
よく考えるとその理由を聞いたことがない。
確かに食べ物は重要。食べないと生きていけない。
でも、だからと言って、食料を輸入できないほどの
酷い状況をも想定した準備が必要なのだろうか。
そもそも、日本が何の資源もない技術立国であるというなら、
技術以外の何かを輸入することは必然であり、
食料自給率を高く保てば無理が生じるだろう。
以上のことは間違っているかもしれないが、しかし当然の疑問であり、
それについて政治家が言及するのを見たことがないとなれば、
食料自給率問題をでっち上げることで儲けている輩がいるだろうことは
何となく想像することができる。
ただ、ここから先の見当がつかなくて、考えに自信が持てなかった。
食料自給率が低いことにして、低いのが問題であることにして、
誰が不当に利益を得ることができるのか。
関税の存在意義とか考えだすとけっこう難しいのよね。