竜王戦第5局

今回は羽生が後手。そろそろ何かするのかとも思ったが、やはり横歩取り
まあ確かに横歩取りがあるのに他の作戦をぶつける理由もないか。
渡辺は、なかなか▲87歩を指さず、△84飛型の△85飛戦法に。
定跡型ではあるが、▲75歩が後手陣をずいぶん窮屈にしているように見える。
封じ手の辺りでは、後手の形が酷くて、何をしていいかわからなかった。
48手目、羽生の△74歩に対し、渡辺は▲同歩!
これだけ陣形差があるように見えても、先手からの打開は難しいということか。
△74飛〜△73桂となり、後手陣も形になってきた。
この段階で両端の突き合いが入るというのもスゴイよな。
と、思っていたら、いつの間にか渡辺の飛角桂が働き出している。
渡辺の攻めはほんとにシャープで、見ていて気持ちがいい。
しかしここからまたしても、羽生があやしく粘って、よくわからない戦いに。
羽生は、もろさがない。おそろしく強靱な将棋だ。
渡辺も、苦しみながらも、切れない。
羽生は△58金を指さないまま、△24角。
えーと、▲51角で角を抜かれるのを見落としてたから、△58金としなかった?
△58金に、勝てるニオイがしなかったからそうなったのかな。
知りたいなあ。しかし羽生は、こういうことはぶっちゃけないんだよな。