竜王戦第2局(10/25,26)

本家丸山の角換わり先手と、渡辺の角換わり後手、
それが予想された本局は、ファンが最も楽しみにしていた一局と言える。

丸山が「相掛かりか角換わりでどうか」と言い、渡辺がそれを承諾、
改めて丸山が角換わりを選んで渡辺もそれに追随した。よし!
まあ、ほぼ確実に角換わりになるとは思っていたけど。

渡辺は△65歩と位を取る作戦。そして丸山は後手43歩型なのに▲48飛!
丸山の工夫は後手を困らせた。渡辺が42手目に選んだのは△12香。

その、穴熊が渡辺らしいというのは、こういうことだよね。
この合理性となげやりな感じの両方が込められた(ように感じる)△12香。

双方むちゃくちゃな強さで均衡を保ち、最後は渡辺が勝ちの局面となった。
強すぎる。

今期の竜王戦の勝敗という意味では、丸山の角換わり先手が敗れたのは大きい。
次の2戦(渡辺先手、丸山先手)も、戦型選択が非常に楽しみだ。