ながら歯みがき

勉強しながら音楽を聴くというのはよくあるパターン。
同時にやることはできなくても、少なくとも片方は楽しめるので、時間が埋まる。
これが、ある種の音楽やテレビ番組の使いやすい性質で、
聞き流しても構わない、受動的である、そういう特徴が好都合だ。
このあいだ、歯を磨きながら詰将棋をやろうとしたらダメだった。
場所に応じた磨き方、どこを磨いたかの記憶、かなり頭を使う。
もちろん歯みがき自体は簡単なのだが、詰将棋の要求する思考リソースが大きい。
そこそこの頻度で小さな思考を割りこませるような余裕がない。
歯みがきと相性がいいのはやはりテレビだろう。
ただ、実際のところ、見てもいいけど聞き流してもいいような番組は少ないので、
変な工夫をせずに3分間歯みがきに専念するのが最善に近くて無難だと思う。