NHK杯、大石・稲葉

横歩取り
先手が▲28銀〜▲27銀〜▲35銀と、銀を繰り出していく。うひー。
角交換から▲44角据える。33の地点を狙っている。
こんな歩越しの攻めが、あるとは思えないが。
「▲46銀は棋風的にしないでしょうね」と解説の山崎。
ここまで、先手は自分の攻めをやらせろというきつい主張をしてきたが、
ここでは▲46銀と引いた。
おそらくこの局面の最善は▲46銀で、棋風によらずみんなそうするだろう。
だけど、大石のような棋風の人は、それが最善になるような局面にしないので、
結果としてこういう類の局面が現れたとき、引く手を選ぶことが少ないのだと思う。
その意味で、今回の▲46銀とせざるをえない展開は、かなりの失敗を思わせる。
(実際どうなのかはわからない)
先手が悪いと言われながら、ガンガン激しい手が出てきて、面白かった。
よくこんなに手が続くものだ。