咲の阿知賀編はすごいアニメじゃないか?

とりあえず初回は録画保存して、あとは1〜3話くらいを流し見て切る感じで。
と思っていたのだが、途中から面白い回が増えてきて、今は毎週見ている。
今日、初回をきちんと見返したのだが、ひじょうによかった。作画もいい。
「遊ぶんだ、のどかと!」のところでは涙腺ジワッと来た。
小学6年生のときに、麻雀がある場所でできたつながり。それが次第に散っていく。
中学3年の夏、和が大会で優勝し、そのテレビ中継を穏乃と憧が見たことで、
散らばって冷えていたものが、にわかに活気を取り戻す。
阿知賀編のキャラたちは、設定がとても好みだ。
鷺森灼は、小さい頃から大人と戦える実力を持っていて、そこは天才タイプだが、
かなり長く麻雀から離れていた。
このブランクがよい。怠けていたとかじゃなく、信念のある停止。
それでも、麻雀を続けていた場合と比べたら、実力の低下は必ず存在する。
穏乃も麻雀から離れていたはず。松実玄は部室の掃除を続けていた。
松実宥は、実力はあるものの、穏乃たちと卓を囲む機会は得ていない。
新子憧は、中学生のときに穏乃から気持ちが離れていた(べったりではなかった)。
そして、長く会っていない赤土晴絵。
キャラ間に微妙な距離感がある。麻雀の実力が未知数である。
これは面白くなるに決まっている。
咲本編と同じ世界で、こんなアツい出来事が起こっていた。
それがわかることで、作品世界の厚みがおそろしく増す。
CMで阿知賀編の漫画が出てくるが、漫画のあぐり絵がまたよい。
バンブーブレードと絵が同じ人だ。
東聡莉を思い出す。一旦は剣道をやめていたが、強引に誘われて入部したのだ。