NHK杯、井上・島

http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20120701 今回の棋譜
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20110109 2年前の羽生・勝又。
40手目まで、同一局面。
この将棋の印象が強く、結局は後手が負けるというイメージしかない。
後手は4筋突破が主張だけど、玉が堅くない。普通の振り飛車を考えたらありえない。
玉自らが53の地点を守っているという狂った囲い。△33金の力強い(笑)守り。
ちょっとプロ同士で通用するとは思えない。
ただし、先手の立場でうまい反撃を考えるのは大変なので、
自分で指すなら、まあどちらを持っても楽しみがあるという感じだけど。
さて今回の結果だが、後手の島が勝った。
筋悪の素人がやりそうな手を延々と続けているだけで勝ってしまった。
いやそんなわきゃないんだけど、そう見えた。
やはりというか、感想戦では先手がやれる変化がたくさん出ていた。
この戦型は、「先手がよくなる変化がないけど結局先手が勝つ」というタイプかな。
へー。玉の移動を後回しにして先に△72金が後手の工夫なのか。
早い時期に角の打ち込みをなくしているので、穴熊に対して桂が間に合う。