竜王戦第1局

http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/26/ryuou201310170101.html
相矢倉で後手となった渡辺は急戦を選択。森内は玉頭から盛り上がっていく。少し危うそうに見える先手陣も、指しているのが森内なら手厚く見える。一方、渡辺もそのまま押し潰されるような棋士ではない。細い攻めをつなげる手腕には定評がある。
先手が少しよさそうかという場面で、これの74手目を思い出した。形勢が不利な場面で渡辺が見せる、だだをこねるような(少し無理であろう)攻め。渡辺を応援しているのだが、それが見られるかと思うと楽しみになった。
先手がよさそうではあるが、先手に明快な勝ち筋は見えない終盤。渡辺が攻め続け、やや差が詰まってきたらしい。先手は入玉含みで、後手を持ったら精神の消耗が半端じゃないと思った。長くなりそうだと思って、夕食をとった。
夕食から戻ってきたら対局が終わっていた。先手が優勢だとしても、すぐには終わらないと思っていたので、予想外のことにがっかりした。