NHK杯、橋本・宮田

橋本は和服で登場。
「A級在籍により、予選は免除となっております」と言われていたが、これは嘘だろう。
正しくは、「去年B級1組だったから予選免除」だと思う。
今年B級1組に降級した丸山と久保はシードになっているが、橋本はシードではない。
B級2組に降級した棋士は、去年B級1組だったことでNHK杯の予選が免除となり、
このときは予選免除の理由を言わない。これはいいと思う。
しかし、実際の理由と違う理由を言うのはどうなのか。
(もっとも、「昨年度B級1組以上だったため」とか言われてもややこしくなるけど)
さて、橋本は先手で角道を塞いだが、宮田の△84歩で矢倉になった。
長い定跡。先手の攻めがつながるかどうかの勝負。
http://www.geocities.jp/yukino1720/ya/y08.10.24.html
解説は渡辺。72手目で、同じ局面を指したことがあるらしい。
「先手を持って指して負けた」「攻めが切れちゃったんですよね」と言っていた。
感想戦でも、この渡辺の将棋のことが少し出てきた。
そこから先手圧勝ペースになったが、宮田が決め手を与えず、△96桂から反撃するなど、
最後にちょっとだけ見せ場を作ってくれた。
2ch名人 : ハッシー「解説が誰であれ、脇役は脇役。あくまで主役は対局者なんだから、もうちょっとたてなきゃ駄目でしょう。」
こんなことがあったのか。
確かに言われてみれば、橋本視点ではそう感じるだろうなあ。
実は、今回の渡辺解説を聞いて、「渡辺も丸くなったなあ」と思っていた。
いい解説だったけど、以前はもっと尖ったことを言って過激な面白さがあったと思う。
なので、このツイートを見て、かなり意外なところを突かれた感じがした。
正直、一視聴者としては、対局者より解説者の名前を見て楽しみだと思うことも多い。
もちろん、橋本も視聴者のことを考えてああいうツイートをしたのだろうけど。
そもそも、こういうことを言えるというのは、橋本が渡辺を信頼しているからだろう。
渡辺のことが嫌いというのは、十分にありそうでアレだけどw