ひょっとして、咲って面白かったのか

咲のアニメ(2009年4月開始2クール)は、第1話を録画して、そこで切った。感想も書いていない。麻雀にあまりいいイメージがなかったし、本屋で単行本を見かけてもどうせアレな漫画だろうと思っていた。
ただし、OP/EDはなかなかに自分の好みで、そこは録画保存して何回も聴いた。
時は流れ、咲 阿知賀編のアニメ(2012年4月開始1クール+4話)が始まる。とりあえず初回は録画する。初回とOP/EDは保存するとして、特に継続視聴する予定はない。ただ、面白いと思う間は流し見を続けることにした。
これが、いつまで経っても面白いままだった。7話と8話の間が1週休みだったけど、そのときは本当に待ちきれなかった。7話の最後に東横桃子が出てきて、8話の予告には池田がいる!いつの間にか他のアニメより楽しみになっている。
9, 10話は、能力バトルに慣れていないためか、いまいちだった(最終回のあとで見たらすげー面白かった)。そして11話。1週間後の最終回までに何回も何回も見返した。12話のあのシーンでは震えた。2回目の視聴ではズタボロに泣いた。
阿知賀編の構成は自分にとって素晴らしいものだった。天江衣とか池田華菜ちゃんとか、咲本編できっちりキャラができているので、ちょっとだけ出てくるのがすごく贅沢。もちろん阿知賀の5人もそれぞれ魅力的で、話も面白いし燃えるし泣けるし。
咲のアニメを切ったのには、メインの2人、咲と和があまりタイプじゃなかったという理由もある。阿知賀編は、この2人の使い方も最高だった。和は小学生のときの友達。穏乃たちに感情移入すれば、また和に会いたいと思うに決まってる。そして咲は最強の敵役だ。咲と和が、作品内で一気に輝きだした。
今でもかなりの頻度でみてる。元々、麻雀を全く知らなかったのだが、何回も反復するうちに「これはこういうことだったのか!」ということが何度も起こる。
すごく丁寧に作ってある作品であることがわかり、同じ作者が書いた咲本編もまた、いい作品なのではないかと思うようになった。