あっとこーだー

1回は試してみたいと思っていたのだが、1か月ほど前(1/23)にやっと登録して最新の過去問を解いてみた。そして土曜日のABC053(AtCoder Beginner Contest 053)に参加。

思いがけず問題の質が高かった。これは数学の勉強になるレベルだ。また、リアルタイムで参加するとそこそこ集中できる。高校の数学のテストをちょっと思い出すくらい。

何を以って数学と言うかは難しいが、自分は今後の人生を豊かにする行為の一番は数学だと思っていて、でも最近全然やってないというのがあって、そんな自分にはうってつけだと思った。

C++を書くのは慣れてるので、コーディングはネックにならない(書くのは遅いけど)。自分はプログラミングが好きだし得意だ(競技プログラミングをやっている人たちと比べなければ)。プログラミングがネックにならずAtCoderの良質な問題を楽しめるのは幸せだ(他のやってないから問題の質が相対的にどうなのかは知らんが)。

以前には、心の状態がそれほどよくないときに、Project Eulerをやっていたこともあった。だんだん問題が難しくなってきたのと、体調が多少よくなったことから、やめてしまった。どうせプログラミングするなら自分が使うものを作ったほうがいい。何を作っても、その途中で困難に行き当たるのがプログラミングだから、作れそうなものを作っても思考の訓練にはなる。

2014年11月からはコンピュータ将棋を作っていて、他のプログラミングをする時間はなかった(最近はやる気がなくなってきて、その時間を他のもので埋める必要が出てきた)。

また、AtCoderに多少の興味はあったものの、競技プログラミングは超人しかやっていないというイメージがあり避けていた。実際は幅広い参加者がいるのだが、見えないよねー。

心の余裕は必要なのだろう。それはコンピュータ将棋の大会に参加したことで得られた気がしているが、実際は逆で余裕ができたから参加できたのかもしれない。コンピュータ将棋開発は心身の健康が前提になるようなところがある。

何にせよ、AtCoderと出会えたことは喜ばしい。心酔しすぎると早く飽きると思うのでほどほどに(昨日もTDPCやってた)。

普通に生きていると高々地球程度の狭い世界にしか触れることができない。AtCoderをやったからっていきなり広い世界へ行けるわけではないが、何かその数学の一端に自分の足で踏み入るきっかけにはなってくれる。心が洗われる。本当にありがたい。