去年のことで、「冬アニメは楽しめる」みたいな思い込みがあって楽しめたのか?内容にクラスタリングできるような違いがあるとすればそれも変な話だが。初回付近の印象はどれもオンリーワンの輝きを持っていたが、後半になるとはっきり差が付いてくる。まあそんな「輝き」とかいう言葉で表されるもの自体は長続きしないので。
私に天使が舞い降りた!
毎週楽しみで実際に面白くて体力も要らないアニメはこれだけだった。3人の「みゃーねー」「お姉さん」「みゃーさん」が非常によい(特に、対等な感じがする「みゃーさん」が好き)。後半から本気出してみゃー姉に照準を合わせてきた。そうなるとこちらも安心して楽しめる。前半は趣旨がわかってなかった(だんだんわかってくるようなにくい構成だった)。ジャージ越しの雑な肉感がよい。片方の目を隠す前髪がとにかくかわいい。
のあのかわいさはよくわかってなかったが、ひなたとでーとするときのピンクはほんとにかわいかった。まあ後半の安定感はさすが動画工房ということころ。全体的にお金持ちっぽいのも好き(アニメの中くらいね)。
ところで「隠し妹」ってGJ部のときも隠し子みたいなニュアンスだと思ってたけど、こっちをよく見ると「外で愛人を作る」のような意味合いの気もしてきた。まあ「隠し妹がいた」だと「自分は何もしてないけど親が妹を作ってた」みたいになって、「作る」とは違うのかも。で、自分はGJ部の記憶に引きずられたと。
えんどろ~!
いつしか、何も起こらないアニメとして楽し無ことができるようになっていた。が、11話がクッソ面白くて、最終回で話をきれいに落とした。こんなことある!?あおしまたかし、なもり、五組、かおり、とすごい名前を並べたらまあ微妙になるよなと思っていたら、めっちゃいい終わり方した。ていうか、6話で魔王の過去話するとか、ちょいちょい回収してたんだよな。そして、秘祭カルタード祭りみたいないい響きの話も混ぜてくる。
内容とはあまり関係ないが、ローナ姫の服がかわいい。素晴らしい。フリルが付いたかわいい服などは作画コストとの兼ね合いで登場回数が極端に少なくなるものだが、このローナ姫はいいバランスを見つけたと思う。
上野さんは不器用
合わないと思ってたけど後半けっこうよかった。ベタ(僕の感じ方が)だけどお姫様だっこのとこよかったし、最終回はOPで田中が動くなど、物語が急展開している。部長の声がいい。
エガオノダイカ
作画がしょっちゅう崩れていて惜しいと思っていた。内容はけっこう興味深く見ていた。交互にやっていく形式が効く。特に11話の最後は「科学と魔術が交差するとき」という感じで気持ちよかった。最初は、「地球じゃないっぽい?」というところから設定が少しずつ明かされていくのかなと思っていたが、ずっと前にテラフォーミングして移ってきたということがいつの間にか前提のようになっていた。本題は戦争のほう。続ければ人が死ぬし、やめるなら降伏するしかなくてそれもリスクが大きすぎる。資源をめぐって争うなら、最初からそれがなかったら、いや、それも生活レベルが下がりすぎる。みたいな。で、最終回がヤバすぎた。メイン電源を強制的に切られて、これは戦争ですよ。なにわろてん。
メインの2人がとてもかわいいのがよかった。早見のほうのほくろは、あのシーンで突然現れた気がした(少し前にわかっていたのにそういう目で見ていない)。「帝国」がどっちを指すかとか、戦闘ロボの名前とか、全然覚えられなかったなー(文脈と記憶の総合力で、その場その場では支障ないくらい認識できていた)。
フライングベイビーズ
後半、作画がいい回が増えた。ほっぺにいわきとか、目の中に顔とか、色々遊んでて楽しい。EDはアニメっぽくないけど、家で勉強しない娘の話はすごいと思った。
ぱすてるメモリーズ
初回の印象で他のアニメからはっきり落ちる。作画が(本編用のキャラデザが?)ギリギリ吐きそうで吐かないくらいの。内容的には、初回で思わせぶりなことをしておいて、いつの間にかゆるい楽しみ方が定着してる(ぷよぷよしながら聴いてることも多かった(凝視を心がけていた(は?)))。最終回はさすがに作画よかったけど、このキャラデザでお金かけますかという感じ。でじこ(CV : 真田アサミ)が出てきたのは嬉しかった(というか、感情を呼び起こされた)。微妙だけど憎めないアニメ。
ところで、EDを見てて思ったけど脚が太いのは市民権得たよね。いいことだと思う(そういう表現「も」できる)けど、アニメを見る層の平均年齢が上がってることも表しているのかな。少子化だから仕方ないとはいえ未来が先細っているのはかなしい。冬クール中に、3DSで一部のアニメが見られなくなったけど、3DSしか視聴環境を持たない低年齢層にとどめを刺してるなーと思っていた。ほんとに頼むよ。子供が楽しめないものを見て何が得られるのか。あと、この調子でお腹が太いのも市民権を得てほしいと思った。