大逆転将棋2010(1/1)

1分切れ負け将棋の佐藤天彦が凄かった。
去年のよりも上のスピード感を見た気がする。
第一感にあんな内容がこもっているのが信じがたい。
将棋盤に深く浸透したカビの根のような、感覚の密着度を感じる。
あとは10秒将棋。入玉の将棋があんなに面白いとはびっくりだ。
攻めて優勢になった羽生が、寄せ損なって入玉を許し、最後は二歩で決着。
二歩をやったのは佐藤だが、二人ともその筋の歩が見えていなかったという。
指し手で会話しているため、思考がシンクロして同じ読み抜けをするということが、
自分ではよくあるのだが、この羽生・佐藤というレベルでも類似の現象があるのだろうか。
それとも、表面的に似ているだけで本質は違うのだろうか。
それにしても、木村や久保に教わるとか羨ましすぎる。
まあ、桑田とキャッチボールした鳩山首相よりは納得できるけど。