3秒ルールを証明/反証するためには何を調べるべきか

信じてはいけない「5秒ルール」、重要なのは時間ではなく落とした場所。 | Narinari.com
場所が重要なのも、秒数が関係ないのも、最初からわかっている。
その場所についての情報を提供してくれるのが「3秒ルール」だ。
3秒以内に拾えた場合、落ちた場所はきれいな場所である確率が高い。
また、間違って昨日落としたポテチを食べてしまうなんてことも、3秒なら起こらない。
3秒ルール」において、3秒以内に拾えば食べられる理由というのは、
3秒以内に拾うことができるような食べ物だったからであって、
決して3秒以内に拾ったからではない。
つまり、同じものを10秒後に拾っても食べられるのだが、
しかし実際に10秒後に拾うのでは3秒以内に拾えたことを証明できない。
3秒ルール」を利用するためには、やはり3秒以内に拾うことが必要なのである。
落とした食べ物に菌が付いていない原因が、3秒で拾ったことではないから、
3秒ルール」を検証するための実験は非常に難しい。
一つは、実際の住居サンプルを使って、床やテーブル上の各地点について
拾うのに必要な時間と菌の数の関係を調べることが考えられる。
これも、物を食べているときにどこにいることが多いか、何を落としやすいか、
遠くへ落としやすい食べ物は菌が付着しやすいか、など、いくらでも不安要素がある。
それが本当に今落としたものかの確認にかかる時間と精度の関係とか、どうすればいいの。
一般人に協力してもらい、落とした食べ物全てのデータを提供してもらう手もある。
だがこれも、「3秒ルール」で安全とされたとき本当に食べたかどうかがわからなくなる。
このルールを信じている人でも、さすがにウンコの上に落としたものは食べないわけで、
そういうケースを、いかにバイアスをかけずに除外するかが難しい。