竜王戦の挑戦者は羽生名人に決定

昨日の挑決第2局で羽生名人が勝ち、2連勝で渡辺竜王への挑戦を決めた。
久保二冠は負けてしまった。
渡辺ファンとしては、久保はかなり厄介な相手と感じる。
だが、竜王戦モードの渡辺と、その強い久保との対決は、見てみたかった。
振り飛車党と七番勝負を戦うときに、どのような作戦を見せるのか、相振りはあるのか?
それに対して久保はいつも通りゴキゲンと早石田を使ってくるのか、それとも。
色々と楽しみがあったのだが、この七番勝負は実現ならず。
あー見たかったなあ。
見たかったなあ。
そもそも、羽生を除けば棋界のトップを走っていると言っていい渡辺と久保。
どうしてこの対戦が成らないんだ。羽生のが強いからか。羽生強いなあ。
羽生は早いところ永世七冠を達成してしまいたいと思っているはず。
ああ見えて、羽生は永世七冠に相当執着しているよ。
とりあえず「七冠独占」は25歳のときに達成してるから、あと主要なのは「永世七冠」。
そのくらい当然のように達成するのが自分だと思ってるはずだから、
将棋の真理探究に没頭するためにも、こういう雑事は早く済ませたいだろう。
羽生は(プロがタイトル挑戦するなら当然だが)本気で取りに来る。
相手が竜王戦の渡辺でも、奪取できる可能性は、かなり大きいと言える。
一方で渡辺はどうか?羽生を相手に防衛して永世竜王の資格を得たばかりだ。
とはいえ、竜王連覇記録も伸ばしているし、他タイトルの挑戦もないとなれば、
やはり竜王戦に力が入ってくるところだろう。
渡辺が後手でどのような作戦を採用するかが見ものだ。
後手が角換わりも一手損角換わりも横歩取りも拒否したいなら、
ウソ矢倉か振り飛車を選ぶしかない。
後手が矢倉や相掛かりを許可すると、先手は角換わりの手順へ変化できて、
後手が更にそれを避けるには一手損角換わりか横歩取りにするしかないのだ。
角換わり後手棒銀などで温めている手があるのではないかと予想。