計画停電と交通事故

計画停電で信号が消えた時間帯に、多数の事故が起きている。
おそらく、各事故を見れば、計画停電がなければ起きなかった事故だろう。
しかし、だからといって、計画停電のリスクが高いと結論づけることはできない。
停電中は、交差点で起きる通常の事故とカウントされる事故が「起きない」からだ。
そもそも、停電がなくても、交通事故は頻繁に発生している。
また、停電に限らず、歩行者とか天気とか様々な要因で事故の有無は左右される。
つまり、計画停電が本質的なリスク要因でなく、きっかけに過ぎない可能性がある。
もちろん、仮にリスクが増えていないとしても、運転者や歩行者が相当な事故回避のコストを払っているとことになるから、なるべく停電は回避されるべきだが。
別に、計画停電によって事故が増えないと思っているわけではない。
どの程度の危険性なのか評価するのが難しいと言いたかった。