NHK杯、金井・井上

相矢倉の定跡形。金井は本当に手が速く、研究手順であることがうかがえる。
井上は△56銀と打ってから玉と反対方向に△47銀成。お互い駒を渡すと反撃がきつい形。直接玉を攻めずに、相手の攻め駒を責める。攻めがありそうな形で、すこし相手玉から離れた場所をいじり合う。本当に将棋の戦い方は難しいと思った。
やや後手が苦しいかというところで、△75桂〜△68成銀はびっくりした。これでそこそこ迫ってるんだからね。すごい順をひねり出すものだ。しかし、先手もきっちり対応して勝ち切った。