第24回世界コンピュータ将棋選手権、一次予選

なのはの2敗は、優勢な局面からの時間切れと二手指し。棋力自体はかなり上がっているように見える。
ひまわりは、かなり強そうだったのに時間切れ負けが多く残念だった。
▲ひまわり△まったりゆうちゃん
ひらがな対決。ひまわりが銀桂交換をさせて馬を作り、終盤までペースを握っているように見えた。が、まさかの頓死でまったりゆうちゃんの勝ち。そういえば攻められながらも持ち駒を蓄えていた。
▲さわにゃん△GA将!!!!!!!
64手目の局面で、なぜ▲62銀を決めるのかと思った。6筋方面に逃げられたら▲73桂成があるし、銀を打って4筋へ逃すのは抵抗がある。よく見ると後手は32の地点がすごい弱点で、▲62銀△42歩には▲32金と打って詰みだ。
▲山田将棋△GA将!!!!!!!
終盤の入り口、後手はいかにも危ない陣形なのに、固めてかわして逃げ切ってしまう。
▲Warsenal Zero△さわにゃん
対抗形となり、先手(居飛車)の角筋が後手玉をにらむ展開に。ここで後手は、単に△92玉と寄るのではなく、△93香〜△92玉として角筋を避けた。その後、互いに飛車を成り込む。先手は中央を制圧して非常にいい形だが、こうなると下がスカスカで受けにくい。ところが、この先手玉は妙に広くて安全だ(これは強い人の玉の特徴である)。いつの間にか後手の攻めが切れ模様になっていた。この将棋が、今日の個人的名局賞。