桜Trick

実は楽しみにしていた桜Trick一挙。面白かった。だいぶ忘れていたけどやっぱり面白かった。
キャラ配置のよさは、1周目も最後のほうになってやっとわかったが、2周目で改めて実感する。一挙放送なので、誰が何をしたか/していないかをしっかり把握して見られる。完成度が高いから、自分の記憶の曖昧性はないほうがいい。
本放送時は、水着回がつまらなかったと書いたが、今回はそうでもなかった。1週目ではわからない(というか興味がない)こともある。あと他の話がみんな面白いから、水着回という偏見もあり相対評価は低くなったのかもしれない。シノブの声が西明日香だった(こんなかわいそうなキャラだったっけ…)。声といえば、美月会長の藤田咲もわかるようになっていた(伊波さん、綾乃)。
春香と優の関係をちゃんと追えるのがよかった。3か月かけて観たのでは記憶が持たない。美月会長の気持ちも。抹茶バウムと抹茶ずんだの頻度とかも、ちゃんと把握しながら見るのは気持ちがいい(もう忘れたけど見てる間は覚えてた)。
ある程度の安定感があるアニメで、ずっと楽しめた。ただ、最終回は見るのがつらかった。それが悪いというわけではない。11話までは「早く続きが見たい」という感じだったのが、最終回は何というか目を逸らしたい感じ?美月会長を中心として、普段にない感じで各キャラの心が乱されて、それが。「ちょっと一時停止してTwitter見よ」ってなる。
けっこう忘れていたことがある。キスしてるのがばれるかどうか、美月会長が自分の気持ちを春香に伝えるかどうかは忘れていた(美月が自分の気持ちを自覚することは覚えていた)。楓とゆずの関係がどんなかも忘れていた(時間をかけて観た1周目では把握しづらかった面もあるのではないか)(1周目でもこの関係を好きにはなっていた)。細かいところでは、朗読劇であることを忘れていた。
やはり1週目は、特徴的な面がある作品だと、それに引きずられてしまう。2周目は最初からそのままを楽しめる(1周目よりは偏見が少なくマシというか)。
10話だったかの原画になかちゅうがいた(名作の原画になかちゅうあり(色々バイアスかかってそう))。
当時、「テレビの前に自分がいなくてアニメが見られたらと思った」と書いていたが、これ今回は特に思わなかった。テレビとPCの違いはあるだろうが、自分の精神状態がかなりよくなっているからだと思う。当時は、自分に都合のいい妄想をすることもできなかった。全然覚えていないが、自分の肉体から連想されるものが悪いものだったのだろう。