Bonanzaズ

Bonanza 1.2 の2秒思考に飛車落ちで勝ったので、角落ちでやってみたら負けた。こちらの矢倉対ボナの居飛穴という戦型。ボナ1.2は、自分程度の大局観でも押さえ込める感覚がある。しかし、小さな戦いが起こってしまうと、どんどんいちゃもんを付けられて受け切れない。ていうかこちらが5筋の歩交換をして飛車をさばいたと思った瞬間ボナが端を突き捨ててきたので、序盤(対ボナとしては)そこそこうまくやったつもりが構想自体おかしかったということに。
ほんと手が急所急所に来る。この感覚はバージョン1.2だけだ。これを表すピッタリの将棋用語がある。「攻めがうるさい」。
2.1や3.0は強いんだけど、NPSが落ちていたせいか「1.2のほうが強い」という局面もけっこうあった。探索ノード数を制限しにくくなったので、平手の対戦相手としては使わなかった。
4.0.4では使用メモリが一気に増えて困った(笑)。ここで棋風が大きく変わり、ボナらしい癖が減った。Feliz、6.0とだんだん強くなって今に至る。もはや攻めがうるさい感覚はない(もっと強い人が対戦すれば違うかもしれないけど)。気づいたときには技がかかっている。受けも強い。
1.2と6.0では明らかに強さが違っていて、人間やコンピュータと対戦してもそうだし、6.0はタイトル戦などを検討させても手が当たる。そして、駒落ちが強くなっているというのが感動したところ。二枚落ちならBonanza 1.2には楽勝だった。コンピュータの二枚落ちはダメだと思っていたが、Bonanza 6.0は、穴熊や美濃など二枚落ちとしては偏った囲い方をするものの、銀桂歩くらいで手を作ってしまう。