NHK杯、飯島・郄見

郄見のゴキゲン中飛車に、飯島は丸山ワクチン。それも、▲96歩ではなく▲58金右。えーと、△33角▲77角△同角成▲同桂のとき桂頭に備えているということかな。もちろん△88角もない。▲78銀を保留できるのがメリット。それがどう生きたのかよくわからないけど。相手の作戦を限定できたってことか。
よくある形になり、飯島が▲56角と打って中盤戦へ。打った角がものすごく狭くなった。しかし後手も簡単には角を取れない。お互い動きが難しい。(中略)。色々あって終盤へ。
後手は詰めろで△84桂と打つ。先手からは、▲83銀成△同玉▲74銀や、詰めろ飛車取りまたは王手で▲32飛成とする筋がある。うわわわわわ、となる終盤。結果は先手の勝ち。▲95桂の筋が常にあったのが大きかった。先手は桂香を持っているので、▲95桂の王手に△同歩▲74金△93玉となったとき▲94香△同玉▲95歩の王手が入って即詰みとなる。